芬闘日記

フィンランドに移住してからの芬(奮)闘の日々を綴るブログ。只今フィンランドで院生1年目。海外移住、留学、国際カップル、北欧の生活など生の情報をマイペースにお届け。

【中1理科】地震~Part 1~

もい!

 

気まぐれで(備忘録的に)中学生の単元の解説をしてみたいと思います。

(突然テーマが変わりすぎてびっくりした人いると思いますが、

フィンランドの情報を発信する傍らこういうのもちょいちょい入れます。笑)

この解説見ていいね!と思った人は、Skype家庭教師もやってるので是非〜♪

 

今回は、特に文系の生徒さんだと苦手な地震について*

 

なぜ地震かと言われれば、、、

先日彼氏に

「今教え子に地震について教えてる~」と言うと

「え、おもしろそう°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°!」という答えが。

 

確かに、フィンランドでは地震がないので、

当然地震について(理科の単元として)学校で習うことはない。

 

そこで初めて、地震について学ぶのは流石地震大国日本だからなのか

とふと考えるきっかけになりました。

 

まあそうはいっても、生徒にとっては

地震があったら危ないわ勉強しなきゃいけないわで嫌い!!( ;∀;)」

となりがちですが、

コツさえつかめば文系の子でも得点源にすることは可能です!

世界で習わない地域も結構あると思うので

「こんな計算もできる~(ドヤ)」となってもいいのではないでしょうか←

 

ということで、自分なりに可愛く♡作ったグラフとともに

わかりやすい解説を心がけて、やってみたいと思います

 

地震は中学1年生で習いますが、

新一年生はまだ習っていないと思うので予習のつもりで、

2・3年生は復習、受験対策のつもりで見てみてください('ω')

もしかしたら、地震に興味ある外国人の皆さん、海外にいる日本人の生徒さんの力にもなれるかも???笑

 

地震の解説は2、3回ぐらいで終わらせる予定なので、

すべて読めばきっとわかるようになるはず!

 

始めに言っておきますが、地震に関して覚えることはたった3つだけ。

  1. 地震の種類
  2. 揺れの種類
  3. 初期微動継続時間震源からの距離の関係

(※↑の太字で書かれたものはなるべく早く暗記してしまおう!)

そう!実はとても覚えることは限られてるので、

あとはそれらをどう使うのかをきちんと理解することが大切です*

 

地震をもうすでに習った!という人は

下のようなグラフを見たことがあるはず。

 

f:id:Masai-Suomi:20180427232632p:plain

 

縦軸は震源からの距離、横軸は時刻となっています。

の線は地震と呼ばれるものです。

(頑張って手書きで書いた)オレンジの折れ線は揺れを表しています。

 

よく揺れと地震波を混同する人が出てきますが、

地震波は地震発生とともに発生し、それが地表に伝わったときに揺れをひきおこします。

つまり、私たちが

やば!地震来た!

と感じるのは、波ではなく、揺れです。

 

ではこのグラフが一体何を表しているのか?

もう少し詳しく見てみましょう。

f:id:Masai-Suomi:20180427232858p:plain

 

 先ほど言ったように、赤と青の地震波はそれぞれ異なるものなので覚える必要があります。

赤い線はP波 (Primary wave)

青い線はS波 (Secondary wave) といいます。

たまに混同する人がいますが、英語もそこに書いたように、

「最初の」を意味する“Primary”と「第二の」を意味する“Secondary”からきているので、

まあ、第一波、第二波を専門用語っぽく言っただけだと思ってください。笑

(英語の勉強にもなりますね!)

 

この二つの地震波は、どちらも地震が始まると同時に発生しますが、

速さが異なります。

例えば震源から200kmの地点を見てみると、

P波は40秒で届いています。(横軸を見てね!)

一方S波は80秒かかっています。(20秒って答えないでね!横軸は時刻を表しているので、S波の到達時刻は正確には5時13分20秒と表せる。よって、かかった時間は5時13分20秒-5時12分00秒=80秒となります。)

P波のほうが速いんですね。

 

ちょうど、P波=ウサギ、S波=カメと考えて、競争しているところをイメージしてみてくださいね。

 

そこまでわかったらあともう一息。

P波の引き起こす小さな揺れを初期微動

S波の引き起こす大きな揺れを主要動といいます。

 

ここまでわかれば、覚えるべき3つの事柄のうち、2つはわかったことになります。

 

 

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先ほどのグラフとの違い、わかりますか?

そう、P波とS波の間が薄いピンクで塗られていますよね(゜.゜)

この間の時間を初期微動継続時間といいます。

名前の通り、初期微動という小さい揺れが継続している時間のことです。

 

見方はカンタン。

例えば震源から100kmの地点を見てみると、

初期微動継続時間は2マス分(横幅見てね!)です。

これは何秒分かというと(下の横軸を見ると)20秒分です。

よって、震源から100kmの地点での初期微動継続時間は20秒といえます。

 

「で、これは何なの?('ω')」

 

となっているかもしれませんので、ここで3つ目の重要なこと!

それは、

「初期微動継続時間は震源からの距離に比例する」

ということをぜひ覚えてもらいたいのです。

 

グラフをもう一度じっくり見てみてね。

縦軸(距離)が、上にあがっていくにつれて、

初期微動継続時間(つまりピンクゾーンの横幅)はどうなってるか?

広がってますよね(^^)/♪

 

つまり、震源から離れれば離れるほど、初期微動継続時間は長くなるってわけ。

近いと「小さいゆれ…あ、大きい揺れきた!!!」

遠いと「なんか揺れきてんな~、逃げようかなあ…おお、大きい揺れきた!!」

という感じで、初期微動の時間は場所によって変わります。

 

ここまでわかれば地震の問題の難関はほぼ突破した

といってもいいと思います(`・ω・´)

 

もう一度覚えるべきことをまとめると、

  1. 地震波の種類:P波S波
  2. 揺れの種類:初期微動主要動
  3. 初期微動継続時間震源からの距離比例する

ということをもう一度頭の中で整理して、正しく覚えているか確認してみてください。

 

 

次は(ちょっといつになるかわからないけど)、

地震の計算問題について解説するので

もし見てる受験生がいて、もっと知りたければコメントしてね