芬闘日記

フィンランドに移住してからの芬(奮)闘の日々を綴るブログ。只今フィンランドで院生1年目。海外移住、留学、国際カップル、北欧の生活など生の情報をマイペースにお届け。

授業が全てオンラインに切り替わって思ったこと。

もい!

 

昨日は大学のテストがあったので、少し更新をストップしてました💦

 

え、フィンランドでは大学普通にやってるの?(´゚д゚`)

と思った方、

 

実はやってるんです。オンラインですが。

 

私の大学では、(というか恐らくフィンランドのほぼすべての学校が)全ての授業がオンラインに切り替わりました

以下の記事でも紹介されているように、この切り替わりは本当に早かったです。

 

コロナで大学が閉鎖を発表してから次の週にはもうオンライン授業になっていました。

realsound.jp

急に変わったので、正直言って最初は私もパニックでした。

Zoomって何?Teamsって?てかどうやってログインすんの( ;∀;)???

そうやってあたふたしている間に、遠隔授業に切り替わって一回目のフィンランド語の授業は、終了5分前にようやく参加という始末。笑 

 

もちろん先生たちにとっても初めての試みなので、色々と試行錯誤しながらでしたが、

今月には学生も先生たちもある程度遠隔授業に慣れて、スムーズに授業ができていました。

それで従来のスケジュール通り、試験も終わり、来週から夏休み♪というところです。

 

 

元から私もSkypeで家庭教師として教えていたこともあり、

こういうオンライン授業に関して改めて色々と考えさせられました。

 

私が感じた大きな利点は、教室と違って、先生と学生がみんな同じ距離感になって話しやすくなることだと思います。

私も授業中にめちゃくちゃ発言するタイプではないですし、特に教室だと先生との距離が遠くて声を張ってまで発言する気が起こらないこともあるのですが、

オンラインだと、先生も含めみんな横一列。マイクをオンにして話せばいいので、声を張る必要もなく、発言がしやすかったです。

それから、自分の顔を見せずに話せるのもいいですね。「みんなに見られてる」という意識がないので、発表で緊張しがちな人には向いていると思います。

 

そういうわけで、特に学生同士のディスカッションにはオンライン授業はいいと思います。

 

ただ課題としては、テスト、それからテストに基づいた評価が難しい所だと思います。

私も昨日オンラインでフィンランド語のテストを受けましたが、

時間制限こそあれど、例えば普通なら当たり前の「持ち込み不可」ができない(*_*)

つまり、教科書もスマホも見放題になってしまうわけですね。

そうすると、簡単な知識問題などは検索すればすぐ出てきてしまうので、従来の筆記試験では有効でも、オンラインテストには不向きだと思います。

また、検索したもん勝ち!みたいになってしまうと、テストで学生の能力を測るのが難しくなってしまい、評価がつけにくくなるという事態に陥ります。

 

なので、テストや評価に関しては、従来の筆記試験とは違った工夫が必要になってくるのかな、と思います。

 

 

こういう非常事態で学校が閉鎖されているときにも授業ができるので、

コロナが収束してからも、こうしたオンライン授業は今後必要になってくるんじゃないかなと思います。

その為には、今の環境でどのように対処し、授業を行っているか、その状況を間近で感じてたくさん学ぶことが大事だと思います。

そういう意味では、今学期は多くのことを吸収できたと思います。

 

なんだかすごく堅苦しい感じになりましたが、

フィンランドの遠隔授業を受けて色々感じたことをシェアしてみました(*´ω`*)

こういう利点・欠点も踏まえながら、今後(フィンランドでも日本でも)授業がどのように展開されていくか、楽しみですね(*^^*)